国語 読解力はマンガから


塾講師のケイです。

なんだ?このタイトルは?
と思われた方もいるかもしれません。
でも、事実なのです。これから、その理由をご説明します。

文字を読まなくてもよい世界=現代

国語の読解力は読書だろ!!
というのが一般的ですね。
私も、読書ができるのであれば、それに越したことはない、
と思います。

ですが、はっきり言って、
10年以上前とは比べ物にならないくらい、
文章が読めない子どもが増えています。

原因は、おそらくインターネットです。
ブログやSNSなど、文字でのコミュニケーションツールはあるものの、
YouTubeなど、視覚的媒体も増えました。

文字を読まなくても、イメージできる世界です。
映像と音で、何不自由なく生活できます。

読解力が不要の産物になってきているのです。

そこで、「マンガ」が読解力の向上によい、という論拠があります。

そもそも、読解力とは何か

では、そもそも、読解力とは、なにを基準に判断されるのでしょうか。
もちろん、国語の読解のテストや問題集を解いてみて、点数をたたき出してもよいでしょう。
ですが、読解力は、国語だけでなく、算数や数学の文章題、理科や社会などの文章の読み取り、
また、文字媒体で情報を得るためには、常に読解力を要求されています。
いくらインターネットがはびこるとはいえ、
文字が全くなくなる世界は、まだ創造できないでしょう。

つまり、社会で生き抜くためには、最低限の読解力が必要となります。

読解力は、主として
語彙力(言葉の意味をどれだけ知っているか)
論理力(ストーリーの流れを予測できるか)
から成り立っていると考えています。

文章の読めない子どもの多くが
言葉の意味をほとんど知らず、
前後の関係から話の流れを読み取る、ということができません。
たとえば、
「つまずく」という意味が
・何かにひっかかって、倒れる、または、倒れそうになる
だけでなく
・物事がうまくいかない様子
ということが分からなければ、
「人生につまずく」という意味は分からないでしょう。

また、
「最近雨が降らないので大変だ」となったときに、
「ああ、水不足になるよね、洗濯もお風呂も困るし、作物も育たないね」
と話すが進むことは、
「雨が降らない」=「水不足」=「生活上困る」
と、頭の中でリンクしていないと、実はイメージができないのです。

この①語彙力不足と②イメージ力不足が合わさって、読解力不足、となります。

文章というのは本来、作者が読者に伝えるために書いています。
私の記事も、読む方に伝えるために書いています。
ですから、文章というものは、ある程度、話が伝わるように書かれています。
そういう組み立てをして、こちらの言いたいことを理解してもらわないと、
書き手としても困るのです。

それでも「読めない」というのは、
①知っている言葉が少なすぎる(語彙力)ことと
②見通しを立てられない(イメージ力=論理力)
ことが大きな原因と考えられます。

マンガは語彙力もイメージ力も育てられる

実は、マンガは絵を使いながらも、
文字(セリフ)を使用し、
難しい漢字にはルビをふり、
読者をストーリーに惹きつける工夫が幾重にもなされています

マンガは、読みながら、
言葉を覚えることができ
話の流れをつかむトレーニングにもなっているのです。

実は、中学生くらいで、文章問題が全く解けない、という子どもの多くが、
マンガすら、読んでいません。

ただただ、ネットのゲームにはまっているか、
無料動画を楽しんでいるか、
単調なSNSのやり取りにとどまっています。

私は、そういうお子様への対処として、親御様に
「まずは、マンガから始めてほしい」
と伝えています。

マンガの中で使われた言葉は、イラストと一緒になって頭に残り、忘れにくくなります。
ここで、語彙力が補完されていきます。
加えて、マンガは「起承転結」がしっかりしているものが多く、
「先をイメージする」力を十分に養えるのです。
さらに、マンガから多くの話題を得ることができるため、
作文を書くこともさほど苦労しなくなっていきます。

恐るべき、マンガの力です。

さいごに

全てのマンガが読解力に適切である、というわけではありません。
文字がやたらと少ないもの、
特に、暴力的で、反道徳的なものは、
やはり遠慮した方がよい作品もあるとは思いますが、

もう、「マンガを読むくらいなら、読書をしなさい!!」という言い分は、
過去のもの、と考えて構わないでしょう。
読解力をきたえるために、まずはタブレットやゲーム機を遠ざけて、
ぜひ、マンガを読ませてください。

僕の息子は「解決ゾロリ」シリーズやマンガの伝記シリーズを好んで読んでいます。
そこで得た、いろんな知識が、読解力だけでなく、彼自身の知的な世界を広げてくれています。
もちろん、普通のコミックでも構わないでしょう。
マンガから、読書を始めましょう。

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