算数 1ケタの足し算引き算でつまったときは?その対処法


塾講師のケイです。

私の息子は広汎性発達障害で、
就学前に受けた発達検査では、
数的理解が平均より
がくっ
と落ちていました。

  

一ケタの足し算すらできない

小学校の普通学級に就学しましたが、
やはり、思った通り、
足し算ができない・・・
1+2、2+3など、片手で計算できるものも、
頭を抱えて、しどろもどろ・・・
学校は、そんな状況は関係なく、どんどん進む・・・
そして、6月末には引き算。できるわけがない。

どうすればよいのでしょうか???

いえいえ、私は、ひたすら、息子に「数の分解」の音読と問題演習をやっておりました。

数の分解

「数の分解」とは
5は1と4、2と3、3と2、4と1、と、
1から10までの数字で、いくつといくつに分けられるか、というものです。
この1から10までのパターンを徹底的に音読してもらい、
インターネット上のプリントサイトから問題を引っ張って、くりかえし解かせていました。

毎日、妻がお風呂などで、
「8は2と何?」
と、ランダムに質問していました。

また、併せて、1から120まで並んだ「すうじのひょう」を
毎回、計算の際には「チラ見」してもよいことにしていました。
時々、音読も加えていました。

すると、どうでしょう。
夏休みに入るころには、
あれだけ苦手だった足し算はおろか、
引き算も、ほぼ完ぺきにこなせるようになっていました。

確信はありましたが、
夏休み前に結果が出るとは、予測していませんでした。

結論ですが
1ケタの足し算、引き算でつまっているお子様には、
2から10までの「数の分解」を、音読してトレーニング、暗記するように努める
1から120くらいまでの「すうじのひょう」を音読、計算に利用してもらう
できれば①~②を、毎日の習慣とする

どんな子どもでも、幼いころには修正がききやすく、
時間がたち、高学年になればなるほど、
修正が難しくなります。
気づいたときに、素早く対応してあげることが、子どもを救い上げることにつながります。

「数ってなんだ?」がわからない場合

1ケタの足し算ができない子どもには、
「数の分解」
「すうじのひょう」
が有効であることはお伝えしました。

ところが、
「数の分解の概念がわからない」
お子様がいることも、実際わかってきました。

8は4と4?
なにそれ?8は4じゃないよ。
となるのですね。
これは、色の識別でも表れたりします。

チューリップの花の色は赤、
くちびるの色は赤?
血の色は赤?
ぜんぶ色がちがうよ。どれが本当の赤なの?
となるのです。

通常、私たちは、類似のものをまとめる、とか、
おおざっぱに理解する、という判断を脳で行っています。
ですが、発達障害の子どもの頭では、そのおおざっぱな分類が出来づらいのです。

数が理解できない子どもへの対応は

おおざっぱな分類が「出来づらい」
と表記しました。
1と2、3と4の区別がつかない子どももいる、と。
ですが、
「出来ない」わけではなくて、「出来づらい」のです。

どうすべきか、といえば、
徹底した、反復トレーニングです。
それも、図や写真を使った、視覚に訴えかける方法でのトレーニングを加えます。

視覚に響く反復トレーニングと、ストレスへの対応を

8が4と4なら、
実際に8個のものを、4つと4つにわけた図や、実際にわけてみて、理解させます。

色なら、青色のグループをまとめて、赤色のグループをまとめて、
「これらはすべて、青、赤って呼んでいいんだ」
と教えていきます。

大事なのは、できる限りビジュアル化してあげること、色をうまく利用することですが、
もう一つ、
概念が理解できない子どもを理解してあげて、
悩みを共有することです。
理解が悪いからと言って、押さえつけてはだめです。
子どもは知らず知らずのうちに、ストレスを抱えてしまいます。

じっくりと、時間をかけて本人と接してあげないといけません。
発達障害の子どもの特性に関して、
特に、へこみを埋めてあげることに関しては、
近道はありません。

スモールステップ

毎日の生活の中で、子どもとしっかり接点をもち、目標を低くして教えてあげてほしいと思います。
目標が低ければ、達成できる可能性が上がります。
目標を達成すれば、褒めることができます。
褒められば、子どもは「やる気」をみせてくれるようになります。

僕たちは、このような低い目標を積み上げて大きく伸ばすことを、「スモールステップ」と呼んでいます。
発達障害だろうが、通常発達の子だろうが、大人もそうです。
目標は高すぎないほうがいい。
確実に突破し、継続できる「スモールステップ」を見つけてあげてください。
そして、しっかり褒めてあげてほしい、と思うのです。

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